可変圧力比リレー(M21)
21型可変圧力比リレーは信号チャンバーレバーアームを内蔵しているため,信号圧力と出力圧力との比率を自由に調整することができます。信号圧力と出力圧力の比率は,比率調整ノブを回すことにより,1:30 ~ 30:1の範囲で調整することが可能です。出力圧力は,信号圧力と何れかの側の支点におけるレバーアームの長さ比の積の関数です。また,セットスクリューを使用してバイアスをかけることもできます。21 d型は,入力バイアスと出力バイアスの両方を調整することができます。なお,最大入力バイアスは3 psig,最大出力バイアスは9 psigです。
基本的に本リレーのバイアスは以下の計算式で求めることができます。
阿宝= (Ps-K1) R + K2 (Po =出力圧力,Ps =入力信号,R =設定比率,K1 =入力バイアス:(-)のみ,K2 =出力バイアス:(+)のみ)
特長:
- 信号圧力と出力圧力の比率は30:1的~ 1:30まで調整可能
- ベンチュリ型アスピレーションシステム
- 入・出力バイアス(オプション)
- 制御チャンバーは浮動シールリングにより切り離されています。
- パネルまたは管路へ取り付け
メリット:
- 自由に圧力比を調整することが可能
- 下流側圧力の損失を補償
- 様々なアプリケーションに使用可能
- 大流量時の影響を少なくすることにより安定性が向上
- 現場での設置,修理・点検が容易
詳細は,資料pub103 - 005をご参照下さい。