南インドのパイプラインに数百台のロトルクアクチュエータが設置される
全長約700公里のインドのパイプラインに300台を超えるロトルクアクチュエータが設置されることとなりました。
現在建設中の本パイプラインは,南インド全域に伸び,主要な石油精製所から石油を輸送します。本プロジェクトは大規模なプロジェクトであるため,相当数のアクチュエータを必要とし,結果,CMA,智商及びSIアクチュエータを提供することとなりました。
まず最初に,フェイルセーフ用電動弁(MOV)及び調整用グローブ弁の操作用アクチュエータとして,cml - 1500アクチュエータとcml - 3000アクチュエータが選定されました。これらのアクチュエータは,全長695公里の本パイプライン沿いの辺境地(手動操作が難しい場所)に設置される予定です。加えてcml - 1500及びcml - 3000は電力消費が少ない(待機電力は1ワット未満)ため,辺境地のバルブに取り付けるには最適です。
電油式アクチュエータSIもまた,セーフティクリティカルなパイプラインのフェイルセーフ用途に使用される予定です。如果L3認証及び高いトルク出力が必要であるという理由からSIが選定されましたが、これはSIアクチュエータはがパイプラインの大型バルブのフェイルセーフ動作を制御するだけの性能を備えているということを意味しています。リニア式モデルの最大スラストは4,580 kN (1,029,625 lbf)、90°回転モデルの最大トルクは500,000 Nm (368,781 lbf.ft)であるため、SIモデルは今日の制御・安全性要求事項を満たしています。
インテリジェント電動アクチュエータ智商はパイプライン沿いのボール弁及びプラグ弁に設置される予定です。智商は、緊急時に確実にオイルやガスの供給を遮断するという非常に重要なオンオフ制御を担うことになるため、防爆仕様です。加えて、電源消失時でも開度追跡が可能であるためパイプラインのアプリケーションには最適です。
アクチュエータはパックスキャンネットワーク(ロトルク独自のバス通信システム)で繋がっており,パイプライン沿いのサブステーションに設置したマスターステーションが通信を中継しています。1台のシングルマスターステーションで2線式ループネットワーク(最長20公里)に組み込んだ最大240台ものフィールド機器を制御することができますので,アクチュエータの遠隔制御が必要不可欠なアプリケーションに最適です。
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