地域暖房はロトルクにとってホットなニュースです
大都会哥本哈根加热传播公司(略称:CTR)社は,温水により永久的な損傷を受けた他社製のアクチュエータを,ロトルクのIQ3バルブアクチュエータに交換しました。
隣りのエリアで発生したトラブルにより,遠隔制御の地下バルブ室が熱湯で水浸しになりました。トラブルは直ぐに解消しましたが,地下室に設置した全ての電動バルブアクチュエータが完全に浸水しました。ここには,ロトルクの智商アクチュエータも設置されていましたが,頑強なダブルシール設計であったため,損傷を受けることはなく,また,標準仕様であるIP68の防水性を維持していました。対照的に,他社製のアクチュエータは,内部の電気部品や電子部品にまで熱湯が流れ込み,酷く損傷していました。
デンマークのロトルク代理店である古斯塔夫Fagerberg A / S社の工場で,入念に点検を行った後,ロトルクアクチュエータは再度同じ場所に設置され,従来どおり動作しています。その一方で,重度の損傷を受けたアクチュエータをなるべく早めに交換し,日常業務の中断を最小限に抑えなければなりませんが,集中制御システムを一元化するには,新しく設置するアクチュエータのそれぞれに特殊な連動装置を組み込んで,メインバルブとバイパスバルブの作動順序が変わらないようにしなければなりませんでした。
バルブ室においては,ロトルクアクチュエータは,他社のアクチュエータが故障するような損傷にも耐えることができたため,優れた設計であることが証明されました。ロトルクは,アプリケーションに適合するよう,Fagerberg社のエンジニアと協力してカスタマイズ設計の連動装置を組み込んだ結線図を作成し,この仕様を満たすIQ3アクチュエータを4週間以内に納入することを確認しました。これにより,ロトルクは,CTR社からアクチュエータの注文を獲得したという訳です。
既設アクチュエータとの現場結線には,プラグ&ソケット接続を採用していました。今回も同様にこの方式で接続するため,プラグ&ソケット筐体を外付けしました。この筐体は,各新設アクチュエータのそばに配置され,アクチュエータの端子収容部に接続されています。
また,このプラグ&ソケット接続筐体は,ロトルクIQ3アクチュエータと同様のダブルシール設計であり,現場の結線に最小限の変更を加えるだけでアクチュエータをレトロフィットすることが可能です。
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