中国のパイプラインでロトルクのELB選定される
ロトルクのELBは,パイプラインの圧力監視機能とインテリジェントなバルブ制御機能を兼ね備えた丈夫な自己充足型システムです。このシステムは,上・下流の両パイプラインの圧力変動を継続的に監視しており,パイプラインの故障を早期に検出して,バルブアクチュエータを,予め設定しておいたフェイルセーフ位置まで自動的に移動させます。
最近締結したある契約では,中国の天然ガスパイプラインで,パイプラインの故障を監視したり,遠方に設置されているバルブを保護するため,ロトルクの去(ガスオーバーオイル)アクチュエータにELBユニットを取り付けました。
ELBは,小型で,外部環境から密封された,防爆仕様のハウジングに収容されており,アクチュエータにも,遠隔のデバイスにも取り付けることができます。バルブアクチュエータの制御(“フェイルクローズ”“フェイルオープン”“現状位置保持“から選択可能)は,圧力の高・低限界値だけでなく,パイプラインの圧力上昇率及び下降率を基準に行われます。また,遠隔からPSD(プロセス遮断)を行い,あらゆる機能を無効にして,バルブを予め設定しておいたフェイル位置に移動させることもできます。
ELBはアラームや警告表示の設定を様々に変更することができます。また,幅広い機能を備えており,これらの機能をエンドユーザー様の仕様に合わせて設定することもできます。具体的な機能・特長として,最大6通りの遠隔指示コマンド,4台のソレノイドバルブ(動作設定可能)を接続可能,部分ストロークテスト,モドバスによるネットワーク通信が可能等が挙げられます。
大型のHMIウィンドウに表示される設定メニューには,ロトルク智商インテリジェントアクチュエータの技術が用いられており,カバーを解放することなく,設定や試運転調整を行うことができます。通常モードでは,液晶画面にはバルブの開度が表示されます。また,同画面上に,状態,アラーム,イベント,傾向と動作ログ,診断データも表示され,目視で確認することができます。
詳細はこちら