制御性
リニアバルブのパッキンやロータリーバルブのシートでは,スティックスリップ現象のためにオーバーシュートが発生してしまいます。
スティックスリップ現象は,バルブ内の静摩擦を克服しようとしてアクチュエータの動力が上昇する時に起こります。バルブが動き出すまでの静摩擦を乗り越えるために必要な力が,動作後の動的摩擦に対する力よりも大きいために,余分な力が残り,その結果オーバーシュートが生じてしまいます。
また,空気式の場合,バルブを動かすために,動力である空気圧を溜めなければなりません。これが遅れ時間につながります。
CVAは,デュアルセンサー技術によりオーバーシュートを抑制しますので,高い制御性が得られます。