智商の操作の容易性
シンプル且つ経済的なコミッショニング
設定器を用いて,カバーを外さずに,容易に,安全に,かつ高速でコミッショニングを行うことができます。電源の入切だけで,如何なる環境下でもトルクレベル,開閉のリミット及び制御・検出機能にアクセスし,調整を行うことができます。また,双方向のデータ通信により,複数のアクチュエータを容易に設定することも可能です。
手動操作
効率よくバルブを操作するため,直動またはギア式の手動ハンドルをご用意しています。手動操作機構はモーター駆動から独立しており,モータ起動中であっても,ロック可能なレバーで手動/自動を選択することができます。
スラストベース(マルチターン)
全サイズとも,スラストベースやノンスラストベースはギアケースから着脱可能ですので,据付けが簡単です。アクチュエータを取り外しても,ベースはバルブに留まり,開度を維持します。
ローカルインターフェース
ヒューマンマシンインターフェース(HMI)として,IQ3アクチュエータには,大型で視覚性の高い二層画面,現場制御機構,蓝牙による無線通信,状態表示,環境シール(オプション)といった特徴があります。信頼性の高いホール効果センサーを用いて,現場で,カバーを外す必要なく制御を行います。
蓝牙通信インターフェース
IQ3アクチュエータの設定には,蓝牙による無線接続を行い,専用の設定器を使用します。これにより,通信ポートを向かい合わせる必要がなく,通信距離も広がり,同時に,セキュリティ機能も格段に向上されました。最初に赤外線通信で設定器とアクチュエータのペアリングを行うと,通信は自動的に蓝牙に移行します。
高度な画面表示
二層構造の画面により,-50℃まで維持することができるマトリックス表示で,設定の詳細,状態,診断情報(図表示,文字表示対応)を多言語で得ることができます。従来のアクチュエータと比較して,画面が30%も大きくなり,バックライトにより日差しの強い環境でもコントラストを維持,画面は強化ガラスで保護されています。また,紫外線や砂塵
フィールドバスによるマルチ接続
ロトルクのアクチュエータは,殆どの一般的な産業フィールドバスシステムと互換性をもち,ネットワークカードをメインの電子機器に取り付けてシステムに接続します。また,IQ3レンジは,ロトルク独自の2線式ネットワークシステムであるパックスキャン(有線または無線)に対応しています。
Insight2
データダウンロードは蓝牙設定器Proを用いて行い,データの解析はロトルクInsight2という専用ソフトを使用して行うことができます。新たにInsight2を導入したことにより,バルブの設定情報にアクセスし,性能解析を行うことが可能になりました。