テキサスにてロトルクの減速機搭載アクチュエータが洪水防止に活用される
近隣の地域の住民及び企業約14000人を保護するため,大河川に隣接する水門に,電動マルチターンベベル減速機IBを搭載した智商アクチュエータが設置されました。今回の試みに関して地域会議が行われ,既存の洪水防止システムを強化するものであるとの判断が下りました。
これらの水門は,ヒューストン地域に1250億ドル相当の損害をもたらした2017年のハリケーン”ハービー”後に話し合いが行われ,その後建設されたものです。この時期には7つの州地域の多くの場所で深刻な洪水が発生しました。
10億ドルのゴルフ用地と周辺開発地のその他地域の至る所で雨水設備のバージョンアップが行われました。この地域は平坦であるため,雨水がこれらの設備に流れ込み近隣の河川を繋ぐ水門まで下ってくると,洪水のリスクが懸念されます。この水門は,水が川に流れ込めるように,常時開放されています。しかし,過度の降雨及び激しい嵐が発生する時期には,河川自体が洪水のリスクをもたらす場合,アクチュエータが水門を閉じ,河川から水が流れ込まないように住宅団地を保護します。流出した水は近隣の堤防の外にポンプで排出され,最終的に河川に流れ戻ってきます。
アクチュエータが設置されていなければ,住宅団地に水が浸入し被害が発生していたことが予想されますので,智商アクチュエータを設置したことは,この地域の人々の安全を確保する上で,役立っています。
ロトルクサイトサービスが責任を持って,減速機搭載アクチュエータの試運転調整及び始動を行い,全ての製品が完璧に動作していることを確認しました。
門が離れた場所にあり,このような場合,油圧ソリューションや空気式ソリューションを用いることはできないため,今回のアプリケーションではインテリジェント電動アクチュエータ智商が選定されました。加えて,発電機が近隣にあったため,迅速な電源供給が可能だったこともあります。
ロトルクのIB減速機は水門や,最も過酷な電動アプリケーションに適しています。IB減速機は鋳造鋼製であり,智商アクチュエータと組み合わせると,最高トルクは44000海里(32452 lbf.ft)に達します。